野心のある医療従事者へ

総合病院に勤めていた頃からずっと胸の内にあったことがあります。
私は、自分と同じ熱量を持つ医師を育てたい。
そして、看護師でも医療事務でも“一流”を目指したい人の背中を押したい、という強い願望があります。

もちろん、自分の能力を過信して上から目線で言うつもりはありません。ただ、多くの医療者が登ることをやめてしまった“医療の山”を、私は今も足踏みしながらも登り続けている感覚があります。レントゲン診断の巨星・フェルソンとともに働いた医師を師と仰ぎ、多くを教わった経験は、できれば後進へ還元したい。そう思ってきました。

これまで優秀な人材に出会わなかったわけではありません。旧帝大の首席といった研修医も何人もいました。そうした超優秀な人たちは、私が教えようが教えまいが、自分の道を自力で進んでいける。

私が育てたいのは、
野心はあるのに結果が出ていない人。
自分には“一流は無理だ”と思い込みながらも、どこかで一流に憧れている人。
そして、自分を変えるために全振りできる人。

そんな人と一緒に働き、私自身もまだ発展途上なのだから、一緒に成長したい。
診療看護師として一時代を築きたい人、事務から事務長として独立を目指す人、働きながらケアマネ資格を取り“一流のケアマネ”になりたい人――そうした人の成長を、職場で支えたいのです。

なぜそこまで「一緒に成長できる人」を求めるのかといえば、かつての自分がまさにそうだったからです。

私は決して頭が良いタイプではなく、大学時代も落ちこぼれ。中高一貫の進学校に進んだものの、中2で学力が落ちてからは常に最下位に近い成績でした。2浪し、センター試験も受けていません。「国立医学部なんて無理」と本気で思っていたからです。

そんな自分が、医師として命を預かる立場になった瞬間、激しい責任感に襲われました。
“こんな自分が医者で本当にいいのか。自分はまじめに勉強してきた医者と同じように患者さんから見られるのだ…”
その気づきが、生存本能に火をつけました。

しかし事実として、当時の私は“ダメな自分”を引きずっていた。だから私がしたのは、できる医師の徹底的な模倣でした。思考を真似、ふるまいを真似し、「教科書のここに書いてあるだろう?」と言われた箇所は片っ端から読み漁った。優秀な先輩医師に出会い、その差をただ埋めようとした毎日でした。

私の同門の先輩たちは皆、全国の中核病院で内科部長を任されるような人ばかり。その背中は一度も超えられなかったけれど、あの時期が私の人生で最も成長した時間でした。

だからこそ、若い人には“きっかけ”を提供したい。
考え方が変われば、地位も収入もあとから必ずついてくる。
何より大切なのは、成長した結果として“誰かに貢献できるようになること”。

そしてその仲間と共に、私自身もまた誰かに貢献したい。
その思いを胸に、今日も採用サイトと向き合っています。

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